みなさん、食事にはどう意識を向けていますか?

ヨガの哲学には、人間は5つの鞘(さや)に包まれているという考えがあります。

「食物(肉体)・生気(呼吸、プラーナ)・意志(感情、知覚)・理知(判断・認知)・歓喜(記憶)」

5つの層の中でも、肉体をつかさどるのは食物の鞘。

食べた物によって体調や体質が大きく変わり、生命エネルギーであるプラーナや心にも影響を及ぼす。

ヨガにとって食べ物はとても大事な要素です。

食物鞘(アンナマヤコーシャ)、食べ物が体を作る

 

変化を続ける日本人の食生活

食の欧米化が進み、現代人の食生活は大きく変わったと言われています。

欧米化以前の日本の食事から何が変わったのでしょうか?

もともと日本人は穀類中心の生活で、エネルギーの8割を炭水化物から摂っていました。

昭和30年ごろから海外文化が流入し、日本人は肉料理を頻繁に食べるようになりました。

そのため「動物性たんぱく質」「動物性脂肪」の摂取量が急激に増えたのです。

さらにハンバーガー、ピザなどのファストフードを食す機会が増えてきた。

では、

食の欧米化は日本人にどのような影響を与えてきたのか?

栄養素が豊富になったことで血管や筋肉が強くなり、感染症などの病気にかかりにくくなったと言われています。

一方で、こんな問題点が挙げられます。

「栄養過多による肥満や成人病へのリスク」

特にファーストフードは、糖質、たんぱく質、脂質を一緒に体に入れてしまうことで、一気にインスリンの分泌が促されます。

人間はインスリンの働きによって、体内の糖や脂肪のバランスが保たれています。

そのインスリンの働きを悪化させるのが「飽和脂肪酸(トランス脂肪酸)」

動物性脂肪をたくさん摂る欧米食には、その飽和脂肪酸が多く含まれているのです。

欧米食中心の生活をしていると、インスリンの働きが悪くなり、

その結果として肥満や糖尿病、心臓病などの生活習慣病リスクが高まるのです。

 

日本人は生活習慣病になりやすい?

元来、日本人は野菜や魚中心の食生活で生きてきたため、欧米人と比べインスリンの分泌が低い人種だそうです。

また食材由来の成分と塩だけで味付けした料理が好まれてきたため、現代の食生活は飽和脂肪酸を取り過ぎているとも言われています。

その分、運動することで脂肪やエネルギーを燃焼させることが必要になってきます。

ヨガなどの運動を習慣的に行うことでもじゅうぶん健康が保たれますが、

さらに食事を意識することでカラダはメキメキと若返り、細胞の体内循環が目覚めてゆくのです。

ヨガとバランスの取れた食事方法

 

40歳から始めたい食生活の改善

生活習慣病などのリスクは40歳頃から増えると言われています。

忙しい現代人にとって、いきなり食生活を変えるのは大変なこと。

特に働きざかりの年代にとっては食生活の改善は難しいですよね。

ヨガとともにわたしが提案する食事法は、

「栄養素のバランスを考えた食事」をするということです。

無理せず段階的に改善していくことが成功へのポイント!

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STEP1 ファーストフードやコンビニ食を少しずつ減らす

STEP2 お肉やラーメン中心の生活から、徐々にお魚や野菜を多く摂る生活に改善

STEP3 お肉やお魚を食べる前に必ず野菜を摂ることを習慣づける

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おそらくこの緩やかな改善だけでも、体は健康的になっていくと思います。

わたしのヨガレッスンでは、

フローヨガとともに食事法を意識したプログラムを用意しております。

 

ご興味のある方はぜひ下記からお気軽にお問い合せください。

> ヨギーニ Ayakoのオンラインヨガレッスン

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